(2) セグメント別の動向 a) 海外法人事業 売上高は前年同期比59.3%増の984百万円、セグメント損益は182百万円の損失(前年同期は82百万円の利益)であった。増収となったのは、前期にM&Aにより子会社化したタイ、インドネシア、フィリピンが連結売上高に寄与したためである。一方で大幅減益となったのは、新型コロナウイルスの影響により、一部海外拠点においてロックダウン等のため営業活動や工事施工が実施できなかったこと等から、2月−3月の売上高が計画比27%減少したこと、のれんの負担増やグローバル統括管理本部の新設等、事業拡大に伴う販管費の増加によるものである。
c) BPR事業 売上高は前年同期比14.8%減の266百万円、セグメント利益は、同152.6%増の48百万円となった。減収要因は、新型コロナウイルスの影響により中国BPOセンターの一部非稼働で売上げが減少したこと、ストック型新商材が売上貢献に至らなかったこと、などによる。一方で、販管費削減の徹底、RPA&OCRの活用による生産性向上、人民元安によるセンターコスト削減効果で大幅増益となった。