2. 業績動向 2020年3月期通期業績は、売上高が前期比※23.0%増の6,728百万円、営業利益が同166.3%増の256百万円、経常利益が同78.3%増の259百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同939.1%増の117百万円と20%増を超える増収とともに大幅増益となった。売上高は、創業来20期連続となる過去最高売上高を達成した。全社売上高の70%程度を占める既存サービスでは、ライセンス数を積み上げることで順調に推移した。売上の中心である「Optimal Biz」は、拡大を続ける市場において、4年連続国内MDM・EMM市場シェア1位の評価を獲得した。新規サービス(AI/IoTサービス)においても受注が好調であり、前期比90%増以上、全社売上高に占める割合が30%程度となった。特に、先行する建設業界向けでは、「OPTiM Cloud IoT OS」を利用するためのカスタマイズ、環境構築等が売上の急成長につながった。パッケージサービス「OPTiM AI Camera」製品群では、「OPTiM AI Camera Lite」や「OPTiM AI Camera Mobile」などにより、手軽にAI、IoTを活用できるサービスが開始され、普及が始まった。なお、各利益に関しては、公約どおり戦略的な研究開発投資を継続し、企業規模からすると圧倒的に多額の研究開発投資(19億円超)を行った。売上原価で前期比33.5%増、販管費で同13.0%増としっかり費用を使ったが、増収効果が上回り、各利益の大幅増益を達成した。