ネクスグループ<6634>の仮想通貨・ブロックチェーン事業では、リスクを抑えた運用を行いながら、Iトレーディングシステムの開発を進めており、新型コロナの影響は限定的。20年11月期の予算上も当事業の売上高・利益はゼロで見積もっており、全社業績に対する影響は殆どないと思われる。

■資金調達手段の多様化を図る

20年2月末時点で同社の現預金は634百万円、有利子負債は短期借入金が320百万円、1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債が200百万円、1年内返済予定の長期借入金が816百万円、長期借入金が172百万円で、純有利子負債額は比較的高い水準にあった。これに対応するために5月21日には200百万円分の社債を発行し上記の新株予約権付社債200百万円の返済に充当した。今後も資金調達手段の多様化を図り財務健全性の向上を図る方針。
(執筆:フィスコアナリスト)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ネクスグループ Research Memo(6):仮想通貨・ブロックチェーン事業の新型コロナ影響は限定的