3.放送同時配信や用途特化型サービスはチャンス Wi-Fi環境の充実や5G時代の到来などを背景にインターネット動画配信市場が大きく伸びると予測されている。なかでも放送同時配信や一般企業の動画活用ニーズに最適化された用途特化型サービスの成長が見込まれており、いずれも同社にとってビジネスチャンスとなっている。Netflix(ネットフリックス)などにコンテンツが集約されつつある現状に対し、同社は、コンテンツホルダーである放送局が独自の配信サービスを構築し、コンテンツホルダーとして効果・効率的なマネタイズを可能なものにするため、放送同時配信をサポートしている。また、高機能化を進めている「J-Stream Equipmedia」と有力SaaS(Software as a Service:必要な機能を必要な分だけ利用できるソフトウェアサービス)のプラットフォームの連携を検討しており、一般企業の利便性はさらに高まることが予想される。なかでも医薬業界が課題としている主に医療従事者を対象としたプロモーションの効率化については、積極的に支援していく考えである。