■中長期の成長戦略

● EPARKレスキューの連結子会社化
アクアライン<6173>は、2020年3月末にEPARKレスキューの株式を51%取得し、子会社化した。EPARKレスキューの持つインターネット広告及び生活メディア運営のノウハウを活用し、更なる入電件数の獲得と、効率の向上(入電コストの削減)を目指す。EPARKは2007年に創業し、業種別ポータル予約サイト(現在25業種)を運営する同分野の有力企業でEPARKレスキューはその一分野を受け持ち、生活救急サービスを検索できるポータルサイト「EPARKレスキュー」の運営、様々な検索ポータルサイトとの連携を実現した店舗・施設向けホームページサービス「ローカルプレイス(生活救急領域)」の広告販売を行っている。取得価額は594百万円。子会社化のスキーム上、設立は2020年3月6日と新しいが、業務実績は豊富であり、既に黒字化している事業体である。

EPARKレスキューの事業内容の1つの柱が、比較サイトである「EPARKレスキュー」の運営である。生活サービスを探すユーザーへ良質な出張サービスを提供する事業者を紹介する比較検討サイトであり、GoogleやYahoo!で「エリア×キーワード」を検索すると上位(ほぼ1ページ目)に表示される。同社にとっては、入電件数の増加及び販売手数料収入、入電コストの削減が期待できる。

EPARKレスキューの事業内容の2つ目の柱が「ローカルプレイス」事業である。生活救急事業専門の店舗・施設向けに、GoogleやYahoo!等の検索ポータルと連携したSEO対策付きホームページ制作サービスであり、特にエリアを絞った「市区町村×キーワード」等のニッチな自然検索にて威力を発揮する。同社にとっては、入電件数の増加及び販売手数料収入、入電コストの削減が期待できる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 アクアライン Research Memo(7):EPARKレスキューを連結子会社化し、生活サービスポータル事業に進出