アンジェス<4563>は28日、米国で実施中の椎間板性腰痛症に対するNF−κBデコイオリゴDNAの第1b相臨床試験において、予定した25例の患者投与が完了したことを発表。今後、投与された患者を二重盲検で6ヶ月間安全性と有効性を評価し、その後6ヶ月の非盲検観察期間で長期安全性、忍容性および有効性を評価する。

NF-κBデコイは、炎症性サイトカインを抑制することから、過剰な炎症や免疫反応を原因とする様々な疾患に有効な治療薬となる可能性がある。NF-κBデコイは、既存の鎮痛剤とは異なり、その原因物質を抑制することで鎮痛効果を発揮すると考えられる。さらに、基礎研究ではNF-κBデコイによる椎間板変性に対する有効性も示唆されており、従来の治療薬にはない病態の進行抑制や椎間板修復も期待されている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 アンジェス---椎間板性腰痛症を対象とする NF-κB デコイオリゴ、米国での第1b相臨床試験の投与完了