JIG-SAW<3914>は、7日、2019年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比24.3%増の17.97億円、営業利益が同11.8%減の3.15億円、経常利益が同15.5%増の6.17億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同41.4%増の4.46億円となった。

マネジメントサービス事業の売上は、安定した完全サブスクリプションモデル(完全ストック型ビジネス)の継続課金売上と一時的なスポット売上で構成されている。当年度においても、引き続き解約率の低い月額課金案件の受注獲得を推し進めており、前年度と比較して月額課金売上は3.42億円純増し、上場以来20四半期連続で過去最高の月額課金売上のプラス成長となり極めて堅調に推移している。

当年度に設立した米国法人では、IoTサービス「neqto」の北米地域イベントを中心とした大規模なプロモーションや個別プロジェクトの本格的な活動を進めており、同じく当年度に設立したカナダ法人では、マネジメントサービス事業の大幅な需要拡大に対応するため、日本との2極体制のデータコントロールセンターとして高品質なマネジメントサービス提供を継続するなど、国内だけではなく海外を含めたグローバル規模での事業が着実に進捗している。引き続き今後の高い事業成長を実現すべく、将来に向けた投資である研究開発費・販売促進費・人件費・グローバル展開のための経費は前年度と比較して約2.48億円増加している。

2020年12月期通期については、ストック型ビジネスの堅調な推移により現時点において過去最高の売上高となることが確実な状況だが、グローバルなIoT事業成長及び事業投資に関する不確定な要素が多く、適正かつ合理的な業績予想の策定が困難であるため、業績予想を発表していない。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 JIG-SAW ---19年12月期は2ケタ増収、上場以来20四半期連続で過去最高の月額課金売上を達成