<4385> メルカリ 2129 +79
大幅に5日続伸。子会社のメルペイがNTTドコモ<9437>と業務提携契約を締結すると正式に発表している。顧客の利便性やサービス向上、キャッシュレス推進、新規事業の検討などが目的。メルカリIDとドコモのdアカウントとの連携による顧客基盤拡大のほか、スマートフォン決済事業の連携、ドコモショップとフリマアプリ「メルカリ」の連携強化の検討などを行う。

<7564> ワークマン 8780 +60
反発。20年3月期通期営業利益予想を従来の150.1億円から189.0億円に上方修正。アウトドア、スポーツ、レインウエアの主要3ブランドが好調に推移しているため。メディア戦略が功を奏し、ブランド認知の高まりによる客層拡大が図れたことも利益を押し上げる見通し。併せて発表した第3四半期累計営業利益は前年同期比48.7%増の162.9億円で着地した。進捗率は86.2%。

<3424> ミヤコ 1095 +150
ストップ高。束田勝社長が社長を務めるツカダ興産が経営陣による自社買収(MBO)として公開買い付けを実施すると発表している。買付価格は1株につき1325円で、買付期間は5日から3月23日まで。ミヤコ株の非公開化が目的で、TOB成立後は一連の手続きを経て上場廃止になる見通し。

<4690> 日パレット 4405 +700
ストップ高。20年3月期の営業利益を従来予想の3.63億円から4.61億円(前期実績2.57億円)に上方修正している。主力の石油化学樹脂関連企業向けのレンタルのほか、その他一般顧客のパレットレンタル需要が堅調に推移しているため。レンタル稼働率の向上に伴い、現有資産のメンテナンスコストの低減などによる収支改善が進んでいることも利益を押し上げる見通し。

<4476> AI CROSS 2138 +178
大幅に3日続伸。19年12月期の営業利益を従来予想の1.55億円から1.89億円(前期実績1.00億円)に上方修正。サービス利用用途の拡大で新規利用者数が堅調に増加したことに加え、既存顧客の売り上げも増加したことから利益が押し上げられる見通し。上場来安値(1748円)に迫る直近安値(1750円)を3日に付けており、値頃感も投資資金の流入につながっているようだ。

<4293> セプテーニHD 306 +19
5日続伸。20年9月期第1四半期累計の営業利益を前年同期比40.5%増の5.72億円、Non-GAAP営業利益を同33.8%増の6.14億円と発表している。デジタルマーケティング事業で国内ブランド広告の取扱高や大型顧客の出稿などが順調に増加し、利益が拡大した。通期予想のNon-GAAP営業利益は前期比21.1%増の25.00億円で据え置いた。進捗率は24.6%。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 新興市場銘柄ダイジェスト:セプテーニHDは5日続伸、日パレットがストップ高