2. 直近の主要施策 (1) 商品力強化 a) 保証制度の充実 2018年4月から「家価値60年サポート」というサービスを開始している。戸建のオーナーに対して、長期的に充実したアフターサポートを提供するための仕組みで、新築だけでなく、引き渡しから数年経過している物件であっても、引き渡しから起算して60年間にわたり充実したアフターサポートサービスを提供するものである。まさに、同社の企業理念である「住宅不動産の資産価値の維持・向上」を具現化するサービスとも言える。サービス開始以降、管理棟数は順調に増加し、2020年4月期第2四半期末時点で累計約2,000棟に上るとのことである。
b) 不動産エージェント事業 住宅会社向けの不動産エージェント事業では、「トチスマ・ショップ」というサービスを提供している。これは、土地を持っていない顧客に対し、住宅会社が土地探しに時間を取られ他社に顧客を奪われるという課題を解決し、土地探しから建築までワンストップサービスで提供するものである。また、「R+house」等の建築受注を主目的とすることで、短期間で顧客の希望に沿った土地を探すことが可能にもなる。同社のテストマーケティング実績によれば、土地を持っていない顧客の成約率は80.0%(トチスマ・ショップに来店し土地を購入した顧客の成約率)とのことである。