■業績動向

1. 2019年9月期の業績概要
アドバンスクリエイト<8798>の2019年9月期の売上高は前期比9.5%増の10,365百万円、営業利益は同15.1%増の1,345百万円、経常利益は同14.3%増の1,297百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同7.5%増の844百万円となった。売上高は4期連続増収、各利益は3期連続増益となり過去最高業績を更新した。

売上高は全事業セグメントで増収となり、なかでもASP事業、メディア事業が大きく伸長した。費用面ではプロモーションコストやIT関連コストの増加等により売上原価率が前期比1.1ポイント上昇したものの、増収効果により販管費率は同1.7ポイント改善し、営業利益率は同0.7ポイント上昇の13.0%となった。セグメント別では、保険代理店事業が減益となった以外は増益となり、なかでもASP事業、メディア事業が大幅増益となり、利益のけん引役となった。

会社計画比では売上高で4.9%、営業利益で12.1%下回ったが、主に保険代理店事業とASP事業の売上未達が要因となっている。保険代理店事業では直営店、協業店の販売が計画をやや下回った。直営店に関しては2019年4月以降、平日休業から土日休業に切り替えたことで一時的に生産性が低下したことが影響したと見られる。また、ASP事業に関しては販売開始が当初想定よりも若干遅れたことなどが未達要因となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 アドクリ Research Memo(4):2019年9月期はASP事業、メディア事業の大幅伸長により過去最高業績を更新