■業績動向

1. 2020年2月期第2四半期累計業績の概要
システムインテグレータ<3826>の2020年2月期第2四半期累計の売上高は前年同期比6.6%減の1,951百万円、営業利益は同1.2%増の278百万円、経常利益は同1.2%増の280百万円、四半期純利益は同50.3%減の192百万円となった。前年同期はERPの大型案件があったため売上高は減収となったものの、利益寄与度の大きいObject Browser事業やE-Commerce事業が好調に推移したほか、開発効率の向上等により売上総利益は同8.0%の増益となった。人件費を中心に販管費が同11.9%増となったものの、若干ながら営業増益を確保した。四半期純利益については、税負担が正常化したことにより減益となった。

同社は第1四半期決算発表時に期初計画を上方修正したが、その修正計画値に対しても売上高、利益ともに上回って着地している。売上高の増額要因はE-Commerce事業、ERP・AI事業の受注案件において、顧客要望による機能追加等が発生し、当初の受注額を上回る売上を計上できたこと、また、営業利益の増額要因は増収効果に加えて、E-Commerce事業やERP・AI事業で開発案件の生産性が想定以上に向上したことなどが挙げられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)




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情報提供元: FISCO
記事名:「 SI Research Memo(4):2020年2月期第2四半期累計業績は開発効率の向上等により会社計画を上回る