a) アイテム別売上高 アイテム別の売上高は、ヘルスケアウェアが前期比2.9%減の9,681百万円、ドクターウェアが同0.1%増の2,673百万円、ユーティリティウェアが同11.6%減の441百万円、患者ウェアが同3.5%増の2,033百万円、手術ウェアが同2.8%減の1,596百万円、シューズが同8.2%減の171百万円、その他が同8.1%減の187百万円となった。全体の売上高がやや低調であったことから、ドクターウェアと患者ウェア以外の各アイテムとも前期比では減収となった。
b) 地域別売上高 地域別の売上高は、東日本が前期比1.8%減の8,898百万円、中部日本が同7.3%減の1,664百万円、西日本が同0.6%減の6,033百万円、海外が同11.5%減の189百万円となった。東日本では、2019年8月期下期に予定されていた更新物件商談のずれ込みが大きく、それ以外の商品販売でカバーできなかったことから減収となった。中部日本では、更新物件が少なかったことから少なくとも2018年8月期並みの売上を目指したが、2019年8月期上期の不振をカバーできずに前期比で減収となった。西日本では、新規物件の獲得は進んだものの、更新物件の期ずれ発生と患者ウェアの新規取り組みの遅れにより、ほぼ2018年8月期並みの売上にとどまった。海外では、2018年8月期に大型物件の納入があったため、同社ビジネスモデル推進でのカバーを試みたが導入が先送りとなり減収となった。
c) 商品別売上高 商品別の売上高は、ハイエンド商品が前期比0.4%増の1,274百万円、高付加価値商品が同2.4%増の8,969百万円、付加価値商品が同8.6%減の5,716百万円、量販品が同5.0%減の817百万円となった。ハイエンド商品はブライトデイズ、4D+(フォーディープラス)、ビーズベリー等の高級ブランドを小口ユーザー以外の市場にも拡大したことから増収を確保。高付加価値商品は、プロファンクションなどの高機能商品群が市場の評価を得て好調に推移した。その一方で付加価値商品は、新商品投入により他社物件も含め量販品からの引き上げ移行を促進したが、売上は伸び悩んだ。量販品は注力商品でないこともあり、前期比では減収となったが、金額も少なく特に懸念される内容ではない。