TDCソフト<4687>は5日、2020年3月期第2四半期(19年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.0%増の131.28億円、中期経営計画の実現に向けた構造改革や高付加価値SIサービス創出に対する投資により販売管理費が増加し、営業利益が同8.1%減の10.19億円、経常利益が同12.3%減の10.38億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同11.9%減の6.87億円となった。


アプリケーション開発分野(金融)の売上高は前年同期比13.4%増の74.33億円となった。保険業およびクレジット業向けの大型システム開発案件が堅調に推移した。

アプリケーション開発分野(法人)の売上高は前年同期比4.8%増の28.32億円となった。製造・流通業向けの開発案件等が堅調に推移した。

ソリューション分野(インフラ・ネットワーク)の売上高は前年同期比10.5%減の16.71億円となった。製造業向けのITインフラ構築案件が堅調に推移したものの、ネットワークインテグレーション分野が減少した。

ソリューション分野(パッケージ等)の売上高は前年同期比3.4%増の11.90億円となった。CRM等のクラウド関連ソリューションが堅調に推移した。

また、アジャイル開発サービスの拡大に向け、Scrum認定技術者の拡大や、大規模アジャイルフレームワークを提供する米国Scaled agile, Inc.とのパートナー契約を締結し、組織へのアジャイル導入に向けたコンサルティングサービスや教育サービスを開始。セキュリティ市場に向けては、顧客の安心・安全を実現するセキュリティーサービスを新たにメニュー化したほか、ネットワークセキュリティ分野に強みを持つ企業とのアライアンスを推進するなど、中期経営計画の実現に向けた構造改革や高付加価値SIサービス創出に対する取り組みは、会社計画どおりに推移した。
そのため、2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.5%増の270.00億円、営業利益が同2.0%増の22.00億円、経常利益が同0.1%増の22.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.4%増の14.90億円とする期初計画を据え置いている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 TDCソフト---2Qは売上高が7.0%増、主力のアプリケーション開発分野(金融)が堅調に推移