■事業概要

アセンテック<3565>は、仮想デスクトップを中核にITインフラ&ストレージ、プロフェッショナルサービスを展開している。仮想デスクトップは、ローカル端末(物理デスクトップ=ファットクライアント)内にOSやアプリケーションを置かず、これらをサーバー上で一元化し、リモートから操作できることが特徴。従来のPC環境に比べ、高いセキュリティ性や、運用管理負担の低減といった大きなメリットがある。

ローカル端末にはデータが存在せず、データセンターやサーバールームで一元管理されるため、社会的な課題となっている情報漏洩や盗難事故などの「情報セキュリティ問題」のほか、災害発生時におけるデータ消失などの「事業継続問題」、在宅勤務や人材雇用を促進する「働き方改革」の問題を解決できるテクノロジーである。また、新たにRPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)のプラットフォームとして採用されるなど、市場規模が拡大している。

同社は仮想デスクトップ総合ソリューションベンダーとして、ハードウェア、仮想化ソフトウェア、セキュリティソリューションに加え、サーバーやストレージといったITインフラ、そして構築サポートに至るまで、ワンストップで提供する。また、仮想デスクトップのグローバルカンパニーであるシトリックス・システムズ・ジャパン(株)の認定ディストリビュータ(販売代理店)として、企業におけるビジネスワークスタイルの変革に取り組んでいる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 村瀬智一)




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情報提供元: FISCO
記事名:「 アセンテック Research Memo(4):仮想デスクトップは高いセキュリティ性や運用管理負担の低減がメリット