レカム<3323>は9日、2019年9月期第3四半期(18年10月-19年6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比42.8%増の70.86億円、営業利益が同1.0%減の2.66億円、経常利益が同0.9%減の2.53億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同20.8%減の1.00億円となった。

情報通信事業の売上高は前年同期比6.3%増の35.12億円、セグメント利益は同1.8%減の1.01億円となった。直営店チャネルは、顧客データベースを活用した効率的な営業活動に努め、新規の顧客開拓にも注力し、売上高は同0.3%増の13.39億円となった。FC加盟店チャネルは、売上高は同12.0%減の11.48億円となった。代理店チャネルは、各代理店に対してセキュリティ商材等の販売支援を積極的に実施し、売上高は同17.0%増の0.99億円となった。グループ会社は、R・S等の売上が加わったことやヴィーナステックジャパンの売上が拡大し、売上高は同389.0%増の9.25億円となった。

環境関連事業の売上高は同201.3%増の22.15億円となった。セグメント利益は、直販販売が伸び悩み同3.4%減の0.66億円となった。代理店へのLED照明の拡販に努め、新規代理店開拓にも注力した。また、直販によるLED照明や業務用エアコンの販売にも力をいれた。

BPO事業の売上高は同87.5%増の4.56億円となった。セグメント利益は、為替が円高に推移し、および各BPOセンターの業務の効率化に取り組み、同27.4%増の0.49億円となった。既存顧客からの業務の追加受注獲得及び新規顧客の開拓に取り組んだ。BPOセンターでは、業務の効率化と業務品質の向上に取り組み、各センターの特質に合った業務オペレーション体制を構築した。

海外法人事業の売上高は同32.5%増の9.01億円となった。セグメント利益は、増収となったが、LED照明に次ぐ商材の育成に時間がかかったことや為替が円高に推移し収益のマイナス面があったこと等により、同9.5%減の0.88億円となった。中国3拠点、ベトナム、マレーシア、ミャンマーへと展開を拡げ、今期からインド、台湾に出店し、日系企業を中心とするLED照明や業務用エアコンの拡販に取り組んだ。

2019年9月期通期については、売上高が前期比71.3%増の125.00億円、営業利益が同91.4%増の12.50億円、経常利益が同103.9%増の12.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同119.8%増の6.70億円とする5月13日公表の業績予想を据え置いている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 レカム---3Qは2ケタ増収、各セグメントともに売上高増