明豊ファシリティワークス<1717>は5日、2020年3月期第1四半期(19年4-6月)決算を発表した。売上高が前年同期比2.4%減の10.21億円、営業利益が同89.3%増の1.74億円、経常利益が同84.3%増の1.76億円、四半期純利益が同85.3%増の1.22億円となった。

オフィス事業は、当第1四半期においても大企業におけるグループ企業の統廃合、地方拠点の集約化、また、大規模な新築ビルの竣工時同時入居プロジェクトなど、難易度の高い事業所移転についてサービスを提供した。また、自社開発の「ホワイトカラーの生産性定量化システム」について、多くの働き方改革に関する構想策定から定着化までの支援依頼があった。

CM事業は、グローバル企業の国内拠点となる大型研究施設、工場、商業施設及び大学施設の再構築や、駅舎や大規模商業施設での電気・空調等設備更新に加え、地方自治体庁舎や学校空調を始めとする公共施設においても実績が評価され、新規顧客が増加した。

CREM事業は、工事コスト管理や保有資産のデータベース化による資産情報の一元管理、多拠点同時進行プロジェクトの一元管理、そしてプロジェクトの進捗状況を効率的に管理するシステム構築などの実績をもとに、複数の商業施設や支店等を保有する大企業、金融機関等から継続して依頼があった。

2020年3月期上半期の業績予想については、売上高は前期比12.7%減の20.50億円、営業利益は同40.3%増の3.98億円、経常利益が同38.6%増の4.00億円、当期純利益が同36.8%増の2.77億円とする業績予想修正を実施したものの、通期は期初計画を据え置いている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 明豊ファシリティワークス---1Q大幅増益、CM(コンストラクション・マネジメント)方式の普及により導入実績が着実に増加