1. 中長期の成長戦略 TDCソフト<4687>は2019年4月から2022年3月における中期経営ビジョン「次世代型システムインテグレーターを目指す」に基づき、「Shift to the Smart SI」を標語として掲げ、将来の本格的なデジタルトランスフォーメーションの到来に向けての準備を行う。主要な戦略としては以下の2点となる。
a) 広範囲でサービス品質の高いビジネス手法への変革 個別の特定プロジェクトでハイスキル人材を活用する現状から、複数の案件で活用するなど、より同社全体がサービス品質水準を高めるビジネス手法の確立を図っている。具体的にはハイスキル人材を集約し、広範囲のプロジェクトで活用できる手法の構築や、顧客とサービスレベルやインセンティブ等を合意するなど、同社独自の契約モデルの構築などを考えている。
b) 品質担保プロセスの効率化 プロジェクト管理、品質担保プロセス等の効率化を図るとともに、顧客のシステム開発に関わる負荷を軽減したSIサービスの確立を狙う。品質担保プロセスや付帯作業のスリム化、次世代技術(自動化)等を活用したSIモデルの効率化を考えている。