■業績動向

1. 2019年3月期通期の業績概要
翻訳センター<2483>の2019年3月期通期の連結業績は、売上高が前期比13.0%増の12,008百万円、営業利益が同12.2%増の900百万円、経常利益が同11.4%増の905百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同11.2%増の630百万円と5期連続の営業増益を達成した。

売上高に関しては、すべてのセグメントが増収。主力の翻訳事業では特に工業・ローカライゼーション分野や特許分野の伸び率が高く全社の成長に貢献した。さらにコンベンション事業は高い伸びを示し(前期比36.3%増)、派遣事業と通訳事業も堅調に推移した。

営業利益に関して、増益に貢献したのは主に翻訳事業である。セグメント利益を前期と比較すると、翻訳事業において前期から110百万円増加。翻訳事業における増収効果と粗利率の向上が進捗したことが要因である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)



<SF>

情報提供元: FISCO
記事名:「 翻訳センター Research Memo(5):19年3月期は全セグメントが増収。主力の翻訳事業がけん引し5期連続増益