(2) 中期経営計画の事業方針 a) 中期経営計画の目標 同社は第2次から第5次に至る中期経営計画の遂行を通じて、事業環境の変化を先取りしながら、「価格相応以上の価値をもたらす唯一無二のプレミアム感」の提供という独創的な価値を生み出し、また、それによってプロダクト・アウト視点の不動産ビジネスから、マーケット・イン視点の富裕層ビジネスへと進化していくことで、業績面でも各期において着実に計画を達成してきた。
b) 持株会社体制への移行 同社は2020年4月1日付で持株会社体制に移行する準備を進めていく予定となっている。プレミアムビジネスへの展開に当たっては不動産事業を主力としつつも、不動産周辺ビジネスや富裕層ビジネスを強化していく観点から、他の業種・業界も視野に入れて業務提携や資本提携、M&A等を行っていく必要があると考えており、機動的な意思決定を行える持株会社体制への移行が最適と判断した。なお、今回新たに発行するノンコミットメント型ライツ・オファリングの実施により十分な資金が確保できなかった場合には、持株会社体制への移行時期や可否等について見直す可能性もあるとしている。