ダイナムジャパンホールディングス<06889/HK>は23日、 2019年3月期の連結決算を発表した。営業収入が1463.71億円(前期比3.8%減)、税引前当期利益が193.69億円(同15.3%増)、当期利益が125.91億円(同15.2%増)の減収増益となった。

中核事業であるパチンコホール業界においては、2016年12月のIR推進法の成立を背景に、パチンコ依存問題への取り組みの一環として、射幸性の高い遊技機の収益に頼った営業からの転換が求められている。これによって、厳しい経営環境になるが、同社は射幸性の低い低貸玉営業を積極的に展開し、射幸性の高い遊技機に頼らなくても安定的に収益を上げる構造改革を推し進めた。当期は特に営業で蓄積された顧客の遊技データに基づく遊技機選定や中古遊技機の活用など、経費効率の向上に努め、顧客視点に基づいた遊技機構成の変更、店舗設備リニューアルなど、各種営業施策の実施により継続して稼働向上に取り組んできた結果、当期利益は2期連続での増益となった。

なお、利益配分については、安定配当継続の観点から1株当たり 6 円の期末配当を決定している。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ダイナムジャパンホールディングス---2019年3月期は経費効率の向上が奏功し、2ケタ増益