ロックオン<3690>は8日、2019年9月期第2四半期(2018年10月-2019年3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比23.2%増の10.81億円、営業利益が0.21億円(前年同期は0.70億円の損失)、経常利益が0.17億円(同0.81億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が0.46億円(同0.58億円の損失)。経常利益は黒字転換したが、訴訟和解に伴う0.6億円の特損計上が影響し四半期純損失となった。

マーケティングプラットフォーム事業の売上高は前年同期比31.0%増の9.55億円、営業利益は0.08億円(前年同期は0.81億円の損失)となった。運用型広告のデータ集約とレポート作成を自動化する「アドレポ」事業をEVERRISEより承継し、自社事業としてサービスを開始した。さらに「アドレポ」を「AD EBiS」と連携させることで、デジタルマーケティング業務の自動化支援に取り組んだ。

商流プラットフォーム事業の売上高は前年同期比15.1%減の1.25億円、営業利益は同9.5%増の0.12億円となった。最新バージョンのオープンプラットフォーム「EC-CUBE 4」を正式リリースするとともに、「EC-CUBE」の機能を拡充する各種プラグインのリリースにも取り組んだ。また、「EC-CUBE 4」を基盤としてクラウド環境で動作する「ec-cube.co」をSaaSとして提供開始した。

2019年9月期通期の連結業績予想については、レンジ形式で公表しており、売上高は前期比24.7%~30.2%増の22.50~23.50億円、営業利益は0~0.50億円とする直近の予想を据え置いている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ロックオン---2Qは売上高が23.2%増、マーケティングプラットフォーム事業が増収増益