ドーン<2303>は22日、「Live119」を今秋リリースすると発表。同システムは全国の消防本部向けに、119番通報の際にスマートフォンによるビデオ通話を行うシステム。

同社は、これまで消防救急をはじめとする防災分野の情報共有を支援する様々なシステムを提供しており、その技術やノウハウを活用することで、119 番通報におけるリアルタイムな映像伝送の仕組みを実現する。

消防指令センターは、通報者が撮影する映像から通報現場の詳しい状況を確認し、
音声による119番通報だけでは把握が難しい視覚的な情報をリアルタイムで収集することができる。救急隊への映像転送が可能であるため、救急隊員から通報者への効果的な口頭指導を支援する。

同システムは、対象者を限定せず、音声による119番通報が行われる際に広く利用できる。通報者がプラグインなしにウェブブラウザ上でリアルタイム通信を行うための新技術を採用し、緊急通報の際にも、簡単な操作で迷うことなく使用できるよう配慮しているとしている。
また、今後の5G時代を見据え、広く行政の災害対応における映像伝送に応用することも想定し、同技術がさまざまなシーンで市民の安全確保に役立つことが期待される。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ドーン---消防機関向け映像通報システム「Live119」をリリース