北の達人コーポレーション---19年2月期は2ケタ増収増益、自社広告システム導入と広告宣伝費へ積極的に投資

北の達人コーポレーション<2930>は12日、2019年2月期決算を発表した。売上高が前期比57.1%増の83.12億円、営業利益が同32.6%増の18.61億円、経常利益が同32.6%増の18.61億円、当期純利益が同36.4%増の12.93億円となった。

売上高においては、同社独自開発の自社広告システムの開発と導入を進めたほか、当初計画を大幅に上回る規模で広告宣伝費への戦略的な投資を積極的に実施したことで大幅な増収となった。特に第4四半期には、月間新規獲得件数や月商の伸びが大きく拡大し、2019年1月度の新規獲得件数は過去最高の51,000件を超過した。月商も、2019年1月・2月度は2ヵ月連続で8.00億円を超過し、大幅な増収に寄与した。

営業利益は、業績予想値を5.68億円下回る結果となったものの、前期比では32.6%の増益となっており、売上高、営業利益ともに過去最高を記録した。予想を下回ったことについては、新規獲得件数の増加を目的とし、当初計画を上回る広告宣伝費への投資を意図的に行ったことに加え、広告の採算性が当初計画より低下したことが影響している。ただ、2019年2月期においては利益計画に対してマイナス要因となるものの、2020年2月期の利益にはプラス要素となっている。

2020年2月期の業績予想については、売上高が前期比31.6%増の109.39億円、営業利益が同45.2%増の27.02億円、経常利益が同45.2%増の27.03億円、当期純利益が同46.2%増の18.90億円を見込んでいる。



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