具体的には、大きく分けてエンターテインメント分野と医療分野にかかる研究開発及び事業化を推進している。特に、エンターテインメント分野では、2018年2月にVR空間上でライブを開催できるVirtual Live Platform「INSPIX」※1の開発を加速するとともに、本格的な事業展開に向けた方向性を打ち出した。今までにない新しい音楽体験として、世界中どこからでも瞬時にライブに参加でき、Virtual LiveでしかできないInteractiveな体験を創造する。プロジェクトとしては、有名IP誘致(人気アイドルやアーティスト等)や新規IP創出(独自のVRアイドル等)、海外展開(中国、北米等)などに取組む方針である。すなわち、「VR Live Platformの運営」と「IP(タレント等)発掘・育成・プロデュース等」の2軸展開(垂直統合型エンターテインメント)による差別化を図る戦略と言える。特に、IP創出に必要なすべてのリソースが整ってきたことから、まずは「INSPIX」の活用によるIP創出・拡大を目指しており、その第1弾としてVRアイドルユニット「えのぐ」とのプロジェクト※1を進めている。まだ本格的な収益貢献の段階にはないが、Virtual Live Platformとしてのフェーズをさらに進化※2させるとともに、IPによる多様なマネタイズ(チケット、グッズ、ファンクラブ、音楽、ゲームなど)の早期実現を目指す。また、IP創出についても女性のVRアイドルに限らない複数のプロジェクトが進行中である。