- 週間ランキング
急落。19日にストップ高まで上昇した反動で利益確定売りが出た。18日に香港のAI・機械学習ベンチャー特化型スタートアップアクセラレーターのZerothと業務提携したと発表。Zerothに50万米ドルの投資を行い、同社がサポートする新技術や商用サービスを日本へ投入する。提携が好感されて19日は短期筋中心に人気化したが、200日移動平均線に到達する手前で押し戻されており、売りの契機になったようだ。
<6027> 弁護士コム 4130 -110
続落。一部メディアが「20年3月期の営業利益は、今期計画比でほぼ横ばいの5億円強になる見通し」と報じ、売り材料視された。報道によると、「主力の法律相談サイトの有料登録者数が増加するなど本業は堅調に推移するが、成長分野の強化に伴う費用負担が重荷になる」という。13日に上場来高値を付けた後、やや過熱感が台頭していただけに、利益伸び悩みの報道を契機に売りが広がったようだ。
<8893> 新日建物 311 +39
急騰。利益配分に関する基本方針を変更し、配当性向30%を目途に利益配分を検討すると発表。これまで配当性向の数値目標を示していなかった。19年3月期の年間配当予想は、現時点では10.00円(前期実績10.00円)。一方、8日に公表した19年3月期の1株当たり純利益予想は58.25円で、配当性向30%で単純計算すると配当額は約17.48円となる。このため配当が上積みされるとの見方から買いが入った。
<3933> チエル 890 +22
大幅続伸。株主優待制度を導入すると発表している。自社株式への魅力を高め、多くの株主に保有してもらうことが目的。3月31日現在の株主を対象に、100株以上保有でクオカード500円分、1000株以上保有で1000円分、1万株以上保有で3000円分を贈る。15日に直近高値の1000円を付けて以降、株価が下落していたことも値頃感を生み、買いを後押ししたようだ。
<4571> ナノキャリア 483 +4
反発。遺伝子治療薬VB-111が免疫系を活性化し、腫瘍を攻撃することを示唆する成績が米国で開催された婦人科腫瘍学会で発表されている。治療効果の改善に加え、がん免疫への応答が鈍いといわれるがんに対しても効果を示す可能性があるという。VB-111は非増殖型アデノウイルスベクターを利用した抗腫瘍性の遺伝子治療薬で、イスラエルのVBL社からナノキャリアが国内開発販売権を導入している。
<2778> パレモ・HD 308 +25
大幅に反発。26日から東証2部及び名証2部に上場市場が変更になると発表している。同社は「業容の拡大と企業価値の向上、そして株主価値の拡大を図る」とコメントしている。市場変更を記念して、19年2月期の年間配当を従来予想の6.00円から9.00円(普通配当6.00円、記念配当3.00円。前期実績3.00円)に増額修正。配当修正に加え、市場変更で株式需要が拡大するとの期待から買い人気が集まった。
<DM>