リネットジャパングループ<3556>は27日、カンボジアのソーシャル・マイクロ保険企業のプレボアマイクロインシュランスを完全子会社化し、カンボジア国内で新たに保険事業を開始することを発表した。これに伴い、現株主であるフランスのプレボアグループとの株式譲渡契約及び提携契約を締結したことも併せて発表した。

同社によれば、高い経済成長を続けるカンボジアにおいて、マイクロ保険やマイクロファイナンスなど金融セクターが大きく成長すると期待されるとしており、将来的にはフルライセンスの損害保険、生命保険会社となることを目指すとしている。

プレボア社は、カンボジア全土に18支店を有し、カンボジア保険業界随一の提携医療機関数232、契約顧客数16万人の規模を誇っており、プレボア社のネットワークはリネットグループがカンボジアにて事業展開している既存のファイナンス事業と大きなシナジーがある。
既に子会社化しているチャムロンマイクロファイナンス社は、現在既にプレボア社の生命保険代理販売を行っており、その他のリネットグループ子会社も生損保販売を拡大させていく。

同社では、カンボジア経済財政省など規制当局の承認取得を前提としており、2019 年7月までに買収完了と事業開始を予定している。また、プレボアグループとの提携契約では、カンボジアでの保険業務の運用ノウハウの継続的な協力を受けることを目的としている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 リネットジャパングループ---カンボジアのソーシャル・マイクロ保険企業を完全子会社化。カンボジアの保険市場に参入