また、同REITは、2018年に実施されたGRESB(グローバル不動産サスティナビリティ・ベンチマーク:Global Real Estate Sustainability Benchmark)リアルエステイト評価において、2年連続で「Green Star」の評価を取得したことが特筆される。GRESBリアルエステイト評価とは、不動産セクターの環境・社会・ガバナンス(ESG)配慮を測る年次のベンチマーク評価のことで、責任投資原則(PRI)を主導した欧州の主要年金基金グループを中心に2009年に創設された。投資先の選定や投資先との対話にGRESBを活用する投資家メンバーは、現在75社以上(運用資産額18兆米ドル(約1,980兆円)に上る。今回取得した「Green Star」の称号は、サスティナビリティ評価にかかる「マネジメントと方針」及び「実行と計測」の両面において優れている会社に付与されるものである。同様に、同投資法人では、(株)日本政策投資銀行のDBJ Green Building認証、(株)三井住友銀行のSMBCサステイナブルビルディング評価融資制度、(一財)建築環境・省エネルギー機構のCASBEE認証も取得している。これらのサスティナビリティへの積極的な取り組みが投資家に評価されていることも、同REITの投資口価格が堅調な一因と考えられる。