Jトラスト<8508>は13日、2019年3月期第3四半期(18年4-12月)連結決算(IFRS)を発表した。営業収益が前年同期比3.1%減の551.73億円、営業損失が297.70億円(前年同期は35.04億円の利益)、税引前損失が286.81億円(同24.19億円の利益)、四半期損失が332.85億円(同0.16億円の利益)、親会社所有者に帰属する四半期損失が327.70億円(同0.20億円の損失)となった。

当第3四半期累計期間における営業収益は、韓国の金融事業において順調に利息収益が増加した一方で、Jトラスト銀行インドネシアにおいて貸出ポートフォリオの入れ替えによる銀行業における貸出金の減少に伴い、利息収益が減少したこと等により減収となった。営業損失はJトラスト銀行インドネシアにおいて、買収前からのレガシーを一掃するために、不良債権を一括で処理したことや、現在係争中のJトラストアジアが保有するGLに対する債権の全額について貸倒引当金繰入額を計上したこと等によるものである。また、親会社の所有者に帰属する四半期損失はハイライツ・エンタテインメントの株式及び貸付債権の譲渡に伴う損失を計上したこと等が要因となった。

2019年3月期通期については、同日、業績予想の修正を発表した。営業収益が前期比1.5%増(前回予想比9.5%減)の754.41億円、営業損失が327.45億円、親会社の所有者に帰属する当期損失が363.50億円としている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 Jトラスト---3Q売上高ほぼ横ばい、韓国及びモンゴル金融事業は順調に推移