a) キャッシュカウ事業:キャッシュを稼ぐ事業 (鉄鋼、食品(食品)、食品プロダクツ、生活(生活)) b) ROIC改善事業:生産性を向上させ、利益率を改善する必要がある事業 (生活(物流)、食品(低温)、メディカル(国内)、海外) c) 成長事業:規模を拡大させる必要がある事業 (空港、環境・エンジニアリング、インド事業(メディカル、鉄道) d) 新技術:事業領域の拡大 (新事業開発)
(2) インド事業 a) 鉄道コンテナ輸送事業 日系企業で唯一、インドで鉄道コンテナ輸送事業を手がけている。事業の流れとしては、まず同社が日本からインド西側の3港(ナバシェバ港、ピパバブ港、ムンドラ港)まで荷物を運び、そこからデリー近郊のICD(コンテナ貨物を内陸で受け流しできる保税場所)までJKTI(同社とACTLとの鉄道コンテナ輸送合弁会社)が鉄道コンテナで輸送する。ICDでは北インド初の民間ICD運営会社であるACTL(現地合弁先)が荷役(積み替え)を実施、その後KAI(2012年に同社が設立したフォワーディング現地法人)が最終目的地(生産拠点や消費地)まで輸送する。
b) メディカル事業 1) データベース事業:2013年11月、インドにCarna Medical Database PVT. LTD.を設立。そこで、インド医療材料の標準コードを制定し、医療材料データベース構築に取り組んでいる。全インド医療材料総合カタログ(第2版)を発行済みで、38,000アイテム以上を掲載、さらに病院部署別に分類され、QRコードにて商品情報の読み取りが可能となっている。 2) 高付加価値医療センター:日本で培ってきた医療サービスの技術やノウハウを集約した医療センターの設立構想を推進している。