三栄コーポレーション<8119>は5日、2019年3月期第3四半期(18年4-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.7%減の320.46億円、営業利益が同73.8%減の4.09億円、経常利益が同72.6%減の4.59億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同85.0%減の1.62億円となった。

当第3四半期累計期間のOEM事業は、欧米向け家庭用品の売り上げが大幅に減少したことを主因に減収となった。また、ブランド事業では、ベルギー発のプレミアム・カジュアルバッグブランド「Kipling(キプリング)」を販売するL&Sコーポレーションや「MINT(ミント)」などの家具・インテリアのネットショップの売上は増加したが、ドイツのコンフォートシューズブランド「BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)」等を販売するベネクシーなどの売上が減少し、ブランド事業全体では僅かに減収となった。

利益面については、売上高が減少したことに加えて売上総利益率も低下し、売上総利益は前年同期比9.24億円減の90.95億円となった。営業利益は、不要不急の経費削減に努めたが、新商品の市場開発費や在庫増などによる保管料の増加のほか、新基幹システムの導入費用やブランド事業における店舗網拡充に係る諸経費の増加などにより、販管費が増加し、減益となった。

2019年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.6%減の440.00億円、営業利益が同49.5%減の8.50億円、経常利益が同53.6%減の8.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同52.0%減の4.00億円とする10月に修正した業績予想を据え置いている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 三栄コーポレーション---3Q売上高320.46億円、ブランド事業全体では僅かな減収