■ジェネレーションパス<3195>の強みと事業リスク
1. 強み
1) 「MIS」という自社開発で独自かつ汎用性のあるマーケティングシステムを活用し、これも自社開発のローコスト受発注システムを構築していることで、他社にはない情報収集力とECマーケティング事業における効率的な販売・運営のノウハウを保有している。
2) 大手ECモールへの出店実績、パートナー企業との連携実績、多分野にわたる商品点数、などの累計実績があり、一般消費者の購買意欲促進や新規パートナー企業の勧誘などに有利である。
3) カンナートの子会社化により、ECシステムの開発から制作・運用及びそのメディア配信までワンストップで対応できる体制が整い、取引先へのECサポート事業の拡販が強力なものとなったことが挙げられる。

2. 事業リスク
1) ECサイト自体は参入障壁が低く、競争が激化する可能性がある。特に商品点数の増大などによって、価格競争面では収益性の悪化などのリスクも考えられる。
2) 大手ECモールの方針変更、物流業者による輸送費値上げ、などの影響で、取扱商品の大幅な変化やコストアップなどを余儀なくされるリスクがある。
3) 今後、海外市場へと展開していく上で、中国の越境ECビジネスにおけるスキームの変化や、現地の貿易政策変更、などのカントリーリスクがある。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹)





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情報提供元: FISCO
記事名:「 ジェネパ Research Memo(4):自社開発のローコスト受発注システム、ワンストップ対応のEC運営体制などに強み