エノモト<6928>は1日、2019年3月期第3四半期(18年4-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.4%減の157.94億円、営業利益が同30.7%減の9.30億円、経常利益が同21.5%減の10.45億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同14.9%減の7.97億円となった。

IC・トランジスタ用リードフレームの売上高は前年同期比5.6%減の56.57億円となった。製品群は、自動車向け、民生用機器向けが主なものであり、自動車向け部品の需要は堅調に推移したが、海外における一部民生用機器向け部品の受注減の影響を受けた。

オプト用リードフレームの売上高は前年同期比1.2%増の22.97億円となった。製品群は、LED用リードフレームが主なものであり、自動車向け部品や大型ディスプレイ及びアドバタイズメント等の設備向け需要が増加した。

コネクタ用部品の売上高は前年同期比9.4%減の71.88億円となった。製品群は、モバイル端末向け、自動車向けが主なものであり、自動車向け部品は堅調に推移したが、モバイル端末向けは納入先の生産計画変更の影響を受けた。

その他の売上高は前年同期比29.3%増の6.51億円となった。その他の製品群は、リレー用部品が主なものとなっている。

2019年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.3%減の205.00億円、営業利益が同25.4%減の12.50億円、経常利益が同15.7%減の13.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同15.7%減の10.50億円とする10月公表の業績予想を据え置いている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 エノモト---3Q減収なるも、製造工程の自動化・効率化を組織的に推進し、売上及び収益力の最大化に尽力