ODKソリューションズ<3839>は1月30日、2019年3月期第3四半期(18年4-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比10.4%増の21.23億円となった。
事業の特性として、大学入試業務等をはじめとした売上高及び利益が第4四半期に急増するため、各利益については損失計上であるものの、損失幅はいずれも縮小した。

当第3四半期連結累計期間は、UCARO(R)の拡販を積極的にすすめ導入校数を16校増やしたほか、マイナンバー業務受託社数を26社としている。業績としては、証券総合システムSENS21の新規ユーザ運用開始、臨床事業に係るシステム開発、不公正売買監視システムWatch21開発等により、前年同期比10.4%増の21.23億円となった。

同社は、UCARO(R)の市場価値を高めるため導入校数や登録者数の拡大に努めており、デファクト・スタンダードを獲得し、将来の教育改革やデータビジネス等の新規事業領域に向き合える体制を整え、競争優位の獲得を目指している。また、医療業務のさらなる拡大等を目指して医療システム課の新設を行い、電子カルテの導入・開発を本格化する等、近年攻めの姿勢を強めている。

2019年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.2%増の52.00億円、営業利益が同9.8%減の3.30億円、経常利益が同12.2%減の3.40億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.2%減の2.40億円とする期初計画を据え置いている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ODKソリューションズ---3Qは売上高が10.4%増、システム運用が好調