平和不動産リート投資法人<8966>は22日、2018年11月期(2018年6-11月)決算を発表した。前期末で譲渡した「広小路アクアプレイス」の譲渡益が剥落した影響により営業収益が前期比29.4%減の62.15億円、営業利益が同44.5%減の29.42億円、経常利益が同48.3%減の24.87億円、当期純利益が同48.3%減の24.87億円となった。その一方で、内部成長による賃料収入の増加や借入コストの低減、内部留保への繰入減少などにより1口当たり分配金は同50円増の2,350円となった。

外部成長としては、ポートフォリオの収益性の改善及び質の向上を目的とし、オフィス2物件の取得し、オフィス1物件を売却した。その結果、当期末時点での運用資産は、オフィス31物件、レジデンス70物件の合計101物件となった。

内部成長としては、空室期間の短縮化に努めたテナントリーシング活動及びテナントニーズや物件毎の特性を踏まえた計画的なバリューアップ投資に取り組んだ。こうした取組みによって、競争力の維持向上に努めた結果、全運用資産合計の稼働率は、当期末時点で98.1%となり、前期の97.9%に引き続き高い水準で推移した。

資金調達では、タームローン等の借入期間の長期化と償還期限の分散化を図る一方で、借入コストの低減を図った。

2019年5月期の予想については、営業収益が前期比2.3%増の63.59億円、営業利益が同2.1%増の30.05億円、経常利益は同2.3%増の25.44億円、当期純利益が同2.3%増の25.44億円を見込んでいる。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 平和不動産リート投資法人---18/11期は営業収益が62.15億円、全運用資産が高稼働で推移