a) チャネル別 2018年9月期は、関西エリアを地盤としてデジタル複合機販売事業、ホームページ制作事業、光回線取次事業に強いR・Sを第3四半期より連結子会社化し、業績拡大に貢献した。2019年9月期は通期で寄与することとなり、2019年9月期予想の増収増益部分の半分程度はこの業績加算効果と推測する。その他、セキュリティ商品を取り扱うヴィーナステックジャパンの売上伸長やグループ会社間の人事交流などにより直営店の営業人員の効率的配置を行うことで販売拡大のシナジーが発揮できるものと思われる。特に、販売網としての西日本エリア強化と、やや手薄になっていた情報通信事業の営業力全体の強化を図れる模様だ。加盟店については、SVのバイジング強化や環境関連事業との事業間シナジーにより、1店舗当たりの売上増に注力し、増収となる見込み。
b) 商品別 商品別では、デジタル複合機はR・Sが得意とする複合機販売、ホームページ制作事業、回線取次事業などが連結数値に加算されること、及び複合機の新サービスプランが売上を牽引すること等により前期比32.6%の増収予想となっている。またUTMは、SOHO向け新製品の販売開始により、新たな市場を開拓すること、新規のOEM受託を強化することにより、販売数量の増加を図ること等により同27.2%の増収予想となっている。一方、直近の2~3年間で伸び悩みが見られたビジネスホンについては、直営店の営業ノウハウをグループ会社に展開することにより同16.9%の増収を計画している。