キャンバス<4575>は18日、CBP501臨床試験(フェーズ1b)拡大相被験者の募集を開始したと発表した。

今回は、CBP501・シスプラチン・抗PD-1免疫チェックポイント阻害抗体ニボルマブ(商品名:オプジーボ)の3剤併用による、オープンラベル・非無作為化・非対照試験を実施する。

対象癌腫は、膵臓癌および直腸大腸癌の各10例(計20例)を予定している。本臨床試験は米国内の複数の施設での実施を予定しており、この度、最初の施設での被験者募集の開始となった。

今回の拡大相では、より詳細・有用なデータを取得する目的で、被験者組み入れにあたって課する条件を用量漸増相よりも厳格化し、組み入れの進行は当初の計画よりもやや緩やかなペースが見込まれる。

同社は、今回実施するフェーズ1b試験拡大相でCBP501・シスプラチンと免疫系抗癌剤の併用について、前半部分の用量漸増相と同様に安全性及び有効性の兆候を確認できた場合には、CBP501にかかる製薬企業との提携交渉を後押しするものになると考えている。

今後は、米国の治験実施機関(CRO)との連携のもと、本臨床試験をできる限り迅速に進めていく意向。 また本臨床試験の進行中も、厳格な守秘義務契約下で情報を逐次アップデートし、新規提携獲得交渉を継続していくとしている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 キャンバス---CBP501臨床試験(フェーズ1b)拡大相被験者の募集を開始