■株主還元策

プレサンスコーポレーション<3254>は、従来から「毎年、対前年比10%以上の営業利益成長による配当原資の拡大」を経営目標に掲げて増配を続けてきた。期初に発表された中期経営計画で新たに2つの方針が発表され、「配当性向を5年以内に20%へ段階的に引き上げ」、「配当総額を前年比15%以上の増額」が加わった。これらにより、中期的に増配ペースが加速することが期待できる。

2019年3月期第2四半期末は期初の予想どおり配当17.50円を実施した。期末にも17.50円を計画しており、合計で配当金35.00円(上期末17.50円、下期末17.50円)、配当性向13.0%を予想する。

株主優待に関しては、決算期末(3月末日)に100株以上400株未満を保有する株主に対し2,000円相当のVJAナイスギフト(額面1,000円×2枚)、400株以上の保有株主には5,000円相当のVJAナイスギフト(額面1,000円×5枚)を贈呈する。贈呈の条件や金額に変更はないが、多数の株主からの要望を受けて、金券タイプのギフトカードに変更した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 プレサンス Research Memo(7):「配当性向引き上げ」と「配当総額増額」の掛け算で増配ペースが加速予想