上海スターティアの「Global Gateway」が当面の成長のけん引役に 5. 海外関連事業・CVC関連事業の成長戦略 持株会社体制への移行に伴い、新設されたStartia Asia Pte. Ltd.が海外関連事業とCVC関連事業を管掌することになった。Startia Asia Pte. Ltd.は言わば中間持株会社であり、個々の事業はそれぞれの事業会社の成長戦略によることになる。
Startia Asia Pte. Ltd.の傘下には3つの子会社があるが、当面の成長のけん引役は上海スターティアになるとみられる。上海スターティアは日中間の高速回線サービス「Global Gateway(GG)」のサービスを運営している。顧客は中国に拠点を持つ日本企業や個人だ。上海スターティアが中国の大手キャリアと提携して回線を確保し、顧客に対して通常よりも最大で10倍※の高速インターネットサービスを提供している。2019年3月期第2四半期には中国通信キャリアと提携し、中国国内におけるSIM販売を開始した。今後は「クラウド構築運用支援業務」も含めたこれらサービスの連携に取り組んでいく方針だ。