<9978> 文教堂HD 246 -22
急落。東証が上場廃止に係る猶予期間入り銘柄に指定したと発表している。猶予期間は18年9月1日から19年8月31日まで。30日に同社が提出した有価証券報告書の貸借対照表で、事業年度の末日(18年8月31日)に債務超過の状態であることが確認されたためとしている。同報告書によると、18年8月期の純資産額は約2.3億円のマイナスとなっている。


<7039> ブリッジ 4140 +280
急伸。日本IBMの協力を得て、アウトバウンド型営業活動にIBM WatsonのAI(人工知能)を活用するソリューション「SAIN」を開発し、10月から本番稼働を開始したと発表している。顧客とセールス担当者との会話のテキスト化のほか、顧客の会話の意図を26種に分類したり、セールス担当者から顧客に行う会話内容の助言をナビゲーションしたりできるという。


<7435> ナ・デックス 1066 -74
急落。19年4月期上期の営業利益を従来予想の5.00億円から8.81億円(前期実績12.15億円)に引き上げている。日本や中国で下期に見込んでいた製品販売が前倒しになったほか、販管費の節減やITシステム投資の一部遅延などが寄与した。通期予想(前期比34.5%減の13.30億円)は据え置き。上方修正したものの前期実績には届かず、材料出尽くしとの見方から売り優勢となっている。


<6198> キャリア 1115 +39
大幅反発。上限46万4600株(5億円)の自社株買いを発表。発行済株式総数に対する割合は5.4%。1株につき1076円で30日朝に立会外取引で買付を委託している。また、シニアケア事業を手掛けるキューボグループを株式交換で完全子会社化する。効力発生日は19年1月1日予定。株式交換比率は基準日の株価で決める。20日時点で算出すると、キャリア1:キューボグループ269.46。


<6533> オーケストラ 840 +44
大幅に3日ぶり反発。27万6000株の立会外分売を30日に実施すると発表。分売値段は776円。9月14日付で東証に本則市場への市場変更を申請しており、形式要件である株主数の充足に加え、株式の分布状況の改善や流動性の向上を図ることが目的。同社は14日に30日-12月4日に立会外分売を行うと明らかにしており、実施決定を受けて需給悪化懸念が後退すると見た向きが先回り買いを入れたようだ。


<4582> シンバイオ製薬 219 +3
反発。トレアキシン液剤(急速静注製剤)について、安全性の確認を主目的とした治験を開始したと発表している。点滴投与時間を10分間に短縮し、60分間かかる従来の凍結乾燥製剤に比べ患者や医療従事者に付加価値を提供する。既承認の全ての適応症に加え、再発・難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫も承認申請の対象になるという。試験終了後に承認申請を行い、22年に発売する予定。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 新興市場銘柄ダイジェスト:ブリッジが急伸、文教堂HDは急落