ワコム<6727>は29日、新潟医療福祉大学およびコクヨ<7984>と、時計描画の筆記試験による認知症初期の簡易検査研究で協力することを発表。

本研究では、コクヨの「電子下敷」とワコムのデジタルペンにおけるノウハウを持ち寄り、被験者の手書きの筆跡を、デジタルで経時的に記録してデータベース化し、新たに開発する検査用ソフトウェアで分析する仕組みを構築する。これにより新潟医療福祉大学の児玉直樹教授がこれまで行ってきた認知症検査研究の実用化へ向けての進展が期待される。

現在、運転免許証更新時の認知機能検査などで採用されている時計描画試験では、結果だけが計測の材料となっているが、電子下敷を使うことで被験者の回答の経過も含めて記録ができ、ペンの動きもデータとして捕捉できるため、より精密な検査を行うことが可能となる。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ワコム---認知症初期の簡易検査研究で、新潟医療福祉大学およびコクヨに協力