また、2018年6月からは自社開発の「広告最適化のための分析・運用システム(以下、自社広告システム)」の運用を開始。同社では、広告費を抑えた上で、効率的に新規会員を獲得するための独自のマーケティング方法を確立してきたが、属人的な対応となっていたことから、同社の強みを活かした新規獲得施策は一部の商品のみに限られていた。したがって、属人的広告運用ノウハウを仕組み化した広告管理システムを自社開発することにより、広告の最適化スピードを高めるとともに、新たなターゲットからの新規会員の獲得を目指すところに狙いがある。しかしながら、前述のとおり、自社広告システムの立ち上げに伴う運用上のミスにより、一部採算の合わない広告宣伝費用が増えたことから一時的に運用を停止し、従来どおりの広告運用に戻す状況に至った。もっとも、その後は問題解決を図るとともに、機能面をさらにブラッシュアップした上で2018年11月より再稼働を行っており、期待どおりの成果を出すことができれば、今まで手が回っていなかった商品の掘り起しなどに結び付く可能性もある。また、将来的にはRPA(Robotic Process Automation)を組み合わせることによって、一部ロボットによる業務自動化を行い365日24時間体制で、精度の高い広告の配信・停止・変更を行う取り組みを進めていく方針である。