クイック<4318>は10月31日、2019年3月期第2四半期(18年4-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比18.2%増の99.38億円、営業利益が同19.1%増の20.17億円、経常利益が同16.5%増の20.33億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同12.6%増の13.83億円となった。

人材サービス事業の売上高は前年同期比18.2%増の64.18億円、営業利益は同17.8%増の18.77億円となった。人材サービス事業では、人材紹介において、建設・土木分野や製造分野等での各社の採用ニーズ、病院や介護施設等における看護師の採用ニーズともに旺盛な状況が続き、一般企業向け専門職・技術職の人材紹介、看護師紹介とも順調に拡大した。人材派遣・紹介予定派遣・業務請負等は、医療・福祉分野のスタッフ派遣や保育士派遣が引き続き好調だった。また、パートタイム派遣も堅調に推移した。

リクルーティング事業の売上高は前年同期比11.1%増の17.44億円、営業利益は同9.4%増の3.53億円となった。幅広い分野で深刻な人手不足が続く中、中途採用領域において正社員向け採用広告の取り扱いが好調だったほか、アルバイト・パート採用広告の取り扱いも堅調に推移した。また、新卒採用領域も、2019年3月卒業予定の大学生を対象とした採用広告や2020年3月卒業予定の大学生向けインターンシップサイトへの広告の取り扱いを中心に好調だった。さらに、これら採用広告の効果を向上させるためのコンサルティング商品や採用業務の一部を代行する人事業務請負サービス、適性検査等の取り扱いも順調に推移した。

情報出版事業の売上高は前年同期比10.4%増の9.21億円、営業利益は0.38億円(前年同期は0.21億円の損失)となった。北陸の結婚情報誌が好調だったほか、生活情報誌及び住宅情報誌が堅調だった。また、メディア以外のサービスでは、新エリアへの進出や折り込みチラシ等のポスティングサービスが順調に推移したことに加え、「ココカラ。」ブランドで展開するコンシェルジュサービスについても、転職及びウェディング領域を中心に拡大した。

2019年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比10.3%増の185.00億円、営業利益が同4.6%増の23.00億円、経常利益が同10.0%増の25.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.8%増の17.53億円とする期初計画を据え置いている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 クイック---2Qは2ケタ増収増益、各セグメントが好調に推移