「インサイドセールス(内勤営業のアウトソーシング)」で従来の属人的な日本の法人営業を変革すると語るブリッジインターナショナル<7039>の吉田融正(みちまさ)社長は、日本IBMの出身。一貫して営業畑を歩み、94年米国IBM出向も経験した。

当時から米国では、非対面(電話)での営業で商品を売り切るテレセールスが普及していた。営業プロセスを細分化し、一部あるいは全てをアウトソーシングする現在のビジネスモデルの発想の原点がここにあった。

顧客を訪問しない「インサイドセールス」は、働き手の住む地域、性別、年齢を問わず、女性、シニア、障がい者に、営業人材として活躍の機会を提供する。日本企業の課題である人手不足を解決し働き方改革を担う。同社の400名いる従業員も、松山に140名、福岡に60名、沼津に5名と全国に分散している。また、従業員全体のうち、女性は6割を占めており、東京では8割に達する。役員構成も5名中2名が女性。

一握りの優秀な営業人材が持っていたセールストークをA Iに学習させ、初心者のセールストークをリアルタイムでナビゲートするシステムを開発。今後は、顧客側で使用できる大型AIサービスとして提供していく。



<SF>

情報提供元: FISCO
記事名:「 ブリッジインターナショナル---IPO企業 ~社長の横顔~