主力のプロパティマネジメント事業では、サブリース戸数の更なる増加を計画する。第1四半期時点で約580戸の大口のサブリースを受託しており、滑り出しは好調だ(前期のサブリース戸数の増加は553戸/年)。また、ヴェリタスが今後販売するマンションの管理・サブリースも受託が期待され、業績の積み増しが期待できる。今後は、入居率を早期に昨年レベルの高水準にできるかが焦点となるだろう。今期のヴェリタスの新規開発物件の年間引渡し予定戸数は250戸から300戸を想定する。2018年7月に販売開始した「PREMIUM CUBE G 市谷甲良町」を始め、好立地の物件が販売される予定である。前期はヴェリタスの9ヶ月分の業績が連結されたが、今期は年間を通した連結となる。また、3本目の柱である賃貸仲介事業は、店舗を展開するルームピア、バローともに足元堅調であり、安定した成果が期待できる。その他、利益水準を押し上げる要因となりうるポイントでは、IT化推進による業務効率・生産性のアップ(不動産テック)、営業組織体制の強化等によるシナジー効果、保険事業・電力事業などによる追加収入などがある。