ナノキャリア<4571>は、Orient Europharma Co.,Ltd.(台湾)と共同で準備を進めていた、 NC-6004と免疫チェックポイント阻害剤キイトルーダの併用による頭頸部がんを対象とした第II相臨床試験実施計画書をINDとして、2018年10月1日(米国現地時間)に米国FDAに提出したと発表。

同社は、米国に続き欧州やアジア地域への治験実施計画書の提出準備も進めており、約30 施設での実施を目指して活動を推進している。

2018年ノーベル医学・生理学賞受賞の本庶佑特別教授が、免疫の働きにブレーキをかけるたんぱく質「PD-1」を発見し、このブレーキを取り除く免疫チェックポイント阻害剤が、新しいタイプの「がん免疫療法」として注目され、開発が進められた。免疫チェックポイント阻害剤では、国内ではオプジーボ、キイトルーダ 、テセントリク、バベンチオ、イミフィンジの5剤が承認されている。

本件による2019年3月期の業績への影響については、2018年8月13日付の業績修正において、ライセンス先のOrient Europharma社より、開発マイルストンの一部として、2.5億円を受領する計画であることを発表している。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ナノキャリア---NC-6004と免疫チェックポイント阻害剤併用第2相臨床試験のIND提出