ソーバル<2186>は25日、日本科学技術連盟の下に設置されている「SQiP(Software Quality Profession:スキップ)」の「ソフトウェア品質シンポジウム2018」において、同社の湯川健氏が参加する研究チームが、「SQiP Best Presentation Award」を受賞したと発表。

ソフトウェア品質シンポジウムでは、ソフトウェア品質に関する実践的な技術・経験・研究成果を共有し、意見交換を行う。今年は、9月12日~14日に東洋大学で開催された。

同社の研究チームが発表した論文内容は、「作成者の認知バイアスに着目したレビュー手法の提案」について。レビューの検出漏れの要因の一つとして、欠陥の検出難易度が高いことが挙げられるが、成果物の記載内容のみをレビューしていては検出できない場合もある。研究チームは、作成者に掛かる認知バイアスに着目し、レビュー手法として、D2BOCs(Defect Detection from Background of Cognitive bias)法を提案した。
D2BOCs法の特徴は、「認知バイアスを推測し、欠陥の傾向を特定する」「高リスクの範囲を重点的にレビューする」の2点。効果検証により、重大欠陥・検出難易度の高い欠陥の検出に、D2BOCs法が有効であることを確認した。



<SF>

情報提供元: FISCO
記事名:「 ソーバル---ソフトウェア品質シンポジウムで「SQiP Best Presentation Award」受賞