アイル<3854>は7日、2018年7月期連結決算を発表した。売上高が前期比9.2%増の94.12億円、営業利益が同21.8%増の5.26億円、経常利益が同19.8%増の5.46億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.3%増の3.36億円となった。

ITの有効活用が必要な中堅・中小企業顧客の経営課題を解決するための商材を「リアル」と「Web」の両面から開発・提案し、顧客の企業力強化を図ることを「CROSS-OVER シナジー」戦略とし取り組んだ。

販売実績は、「リアル」面では、主力のパッケージソフトウェア「アラジンオフィス」の商品力の強化を、業種別に継続して進め、販売面でもパートナー企業との連携に加え、東京、大阪、名古屋において「アラジンオフィス」の業種別セミナーを開催し、豊富な業種別の導入事例をもとに顧客毎に最適なシステム活用方法を提案することで、受注実績も順調に推移した。案件規模の大型化に伴い、売上計上に関し納期は長期化傾向にあるが、前期より順調に売上高は増加した。
「Web」面では、複数ネットショップ一元管理ソフトである「CROSS MALL」について、新たなショッピングモールとの連携開発を当期も継続して取り組んだ。今後も引き続き、複数モールとの連携機能強化を行うとともに、既存の顧客から機能面における要望を収集し、迅速に新機能として反映させることで、商品力を向上させ販売実績を伸ばしていく考え。また、ネットショップと実店舗のポイント・顧客一元管理ソフトである「CROSSPOINT」も、販売実績を伸ばしている。

2019年7月期通期の連結業績については、売上高が前期比8.4%増の102.00億円、営業利益が同34.9%増の7.10億円、経常利益が同31.9%増の7.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が35.7%増の4.56億円を見込んでいる。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 アイル---18/7期は営業利益が21.8%増、主力のパッケージソフトウェアの受注実績が順調に推移