三井化学<4183>は29日、自動車用及び産業用バッテリーの需要拡大に対応するため、岩国大竹工場において超高分子量ポリエチレン「ハイゼックスミリオン」の生産設備を増強し、8月7日より営業運転を開始したことを発表。同社のハイゼックスミリオンの生産能力は約15%増強され年間8,500トンとなる。

ハイゼックスミリオンは、同社独自の触媒技術とプロセス技術を活用して開発された、平均分子量最大600万の超高分子量ポリエチレンである。耐薬品性、耐摩耗性、耐衝撃性や自己潤滑性に優れていることから、リチウムイオンバッテリーセパレーターや、産業資材、医療器具などさまざまな分野において利用されている。また、形状が均一で溶解性に優れており、顧客での加工過程における節約に貢献することから、環境貢献価値が高いとされるBlueValue製品に認定されている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 三井化学---超高分子量ポリエチレン「ハイゼックスミリオン」により、生産能力が15%増強