アイナボホールディングス<7539>は8日、2018年9月期第3四半期(17年10月−18年6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.7%増の471.06億円、営業利益が同31.7%減の10.84億円、経常利益が同29.5%減の12.21億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同28.9%減の7.73億円となった。

売上高が増収となった主な要因は、大型物件事業において、タイル工事および住宅設備工事ともに前年並みで推移したものの、戸建住宅事業において、ビルダー向けの住設機器販売や、タイル工事およびサイディング工事が増加したことによるもの。損益面は、各利益ともに減益となったが、その主な要因は、大型物件事業における大型の不採算現場による売上総利益率の低下や、人件費および業務システム刷新に伴う費用が増加したことによる。

2018年9月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比4.0%増の649.70億円、営業利益が同0.2%減の19.10億円、経常利益が同0.1%減の21.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.1%増の13.40億円とする期初計画を据え置いている。また、株主還元策の一環として株主優待制度の導入を発表した。優待内容は、1単元(100株)以上を保有されている株主を対象にQUOカード(クオカード)1,000円分を贈呈するとしている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 アイナボホールディングス---3Q増収、住設機器販売や、タイル工事およびサイディング工事が増加