ジオマテック<6907>は8日、2019年3月期第1四半期(18年4月−6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比17.0%減の15.67億円、営業損失が0.59億円(前年同期は1.01億円の利益)、経常損失が0.31億円(同1.24億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失が0.34億円(同1.21億円の利益)となった。

FPD用基板の売上高は、前年同期比27.1%減の8.54億円となった。液晶パネル用帯電防止膜は、スマートフォン向けは安定的に推移したが、タブレット端末向けは、パネルの生産拠点が中国に移管され受注が減少した。タッチパネル用透明導電膜は、カーナビゲーション向けでタッチパネルの方式が抵抗膜方式から静電容量方式に移行していること、また、スマートフォン向けは、中国スマートフォンへの需要が伸び悩み受注が減少した。

その他の売上高は、前年同期比0.5%減の7.13億円となった。その他製品は、多種多様な製品・分野向けに薄膜製品の販売活動に取り組み、新たな製品市場からの受注は増えてきたが、デジタルカメラ向け反射防止・防汚膜の受注が減少した。

2019年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比0.7%減の70.00億円、営業利益が同58.6%減の0.40億円、経常利益が同39.3%減の0.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同37.1%減の0.50億円とする期初計画を据え置いている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ジオマテック---1Q減収、スマートフォン、タブレット端末、カーナビゲーションの需要が減速